マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

井戸掘り 2/16

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今日はまた凍るような風が戻ってきてまた辛い日になりました。
といっても、皆でよってたかってえんやこーらをやっているときは少し汗をかきました。
富士山の右に沈む太陽もこれからどんどん右に移動していくそうで、季節は確実に進んでいます。

いつ終わるのか、終われるのかなと心配になっていた井戸掘りの終わりが見えてきました。

吸い上げた泥水を丹念に洗ったところ砂金ならぬ貝殻の砕けたかけらが輝いていました。
ここ三日ほど固い層突き当たって、日に1mほどしか進めずがっかりしていましたが、その固い層の中に貝殻と少し粒の大きな砂が混じっていて、帯水層の兆しが見えました。

今朝のネバ水の下がりも50cmほどあって、帯水層に行き着いたこと示していました。

今後はこの水層から安定して水くみ出すための処理をすることになります。

外管を入れて安定させるまでに壁が崩れないようにネバ水を切らさないようにした方が良さそうですが、粘土はあと一、二回分しか残ってないので少し心配です。

最終到達深さは22mとなりました。最後の3m強は薄い固い層が何層も重なっています。、

1kmほど離れたところのボーリングデータでは37mまで柔らかいシルト質粘土となっていたのですが、こことは少し違っているようだと解釈することにしました。

竹で組んだ櫓は十分に機能しました、付け足した細い竹のハネ木は丁度良いバネ定数が出ていて掘鉄管の上げ下げが楽に行えました。最後は少し傾いてしまいましたが、十分機能しました。
手賀沼森友会の真竹の山に感謝です。

ただ、掘鉄管の重さが少し足りなかったので、落下させるだけでは打撃力が不足気味で、竹ひごを下に打ち付ける必要がありました。

竹ひごは幅20mm、厚さ10mmが標準サイズですが、太い方が丈夫だろうと少し大きく削りました。長さも標準の7-8mを運搬の都合から4mにしてあります。それでも先のほうの厚さは10mm以下になっていました。
その竹ひごで20m下の地面を打てるかということですが、穴の寸法が竹の合成を支えてくれるようで、ストロークを40cmぐらい取って優しく打ち付けると効果的に掘ることが出来ます。
今打ったところの固さがこつんこつんと返ってきます。柔らかい粘土層に入るとそれなりの感触が得られます。

上総掘りを考え出した人の実行力に感謝です。出来ると分かっていなかったら竹のひごで地面を掘るなんて今の人ならというか、私含めてやって見ようなんて誰も考え無かったのではないかと思います。