毎年暮れになるとこれだから困ると言われながら何とかやり過ごしてきたけど今年はとくにひどいことになってしまいました。
動き出しが遅いのはいつものことですが今年の致命傷は視力がからっきし当てにならなくなったことです。双眼の拡大鏡はあるけど厚いレンズをセットすれば見えるかというとそうは問屋が卸してくれません。
左右のピントが合わないというか立体が一つにならないので仕事なになりません。
こんなはずではないと思っても今まで出来ていたことが出来なくなることを知らされました。
よく寝た後はよく見えることがあって少しずつ版画が進んで大騒ぎの末にやっと刷り終わったのはお正月になってからでした。
出来映えはあちこち気になるところがあるけど、何度かもう無理かなと諦めかけながら終わりました。
もしかしたらもうこれで版画は終わりになるかもです。
今年は自分で撮った自分の写真を元に彫ってみたいと思いました。
去年の五月のある日、森友会の活動で仕事をしているときに柏のある屋敷林の杉の林の間から意外と大きい富士山が見えました。
いつも生活している柏の端っこから、初夏の昼間に富士山が見えるなんて思ってもいなかったので嬉しくなりました。
きっちりデザインして始めなかったので色の配列がいい加減になって版木が五枚、色数8色一枚で4色もあって時間ばかりかかって色をフヤしたけど混ぜて作っていると似たような色になってしまってフヤした意味がなくなってしまいました。
やっとおわりました。
これから大根を切って干して、コンニャクを作って堆肥の積み込みを終わらせないといけません。