マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

秋岡芳夫のコレクション

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秋岡芳夫の世界を覗いてきました。

マエガンナの使い方をデモした日工大で行われていた秋岡コレクションの展示会と先生と縁の深かった江戸鍛冶の左久作の話を聞くためさつまいもの掘り上げを途中で失礼して出掛けました。

大学の工業博物館の一角にコレクションの一部が展示されていました。
その全貌を見ることはまず不可能ではありますが、あまり印象に残るものとはなっていませんでした。

マエガンナ、ヤリガンナの刃先はビニールカバーで覆われていて細部が見えないようになっていました。

先生なら見るだけでなく、実際に削って見て!と言うことを云ってくれたはずなのに、触らないでくださいとなっていただけでなく、あまり効果の期待できないビニールのケースをつけている刃物なんてと思ってしまいました。

鍛冶屋さんの話は漢字の話から始まりました。

刃物作りのノウハウを期待していた身にとっては少し物足りないものでしたが、鍛冶屋さんがこういう見方もあるのだと感心して帰ってきました。

三代目の左久作は53歳独身と言うことで、最後の江戸鍛冶がもう少ししたら本当に最後になってしまうそうです。
八分鑿が大工さんの日当から一万一千円と決まっているとか、大工さんの相場が上がらない限り鑿の値段も上がらないと言うことでした。不景気が続く限りしばらくは鑿の入手も難しくはならないと思いました。

でも、早いとこ使いやすいのみの注文をしないといけないと思いました。

帰りに、会場でTさんに聞いた流山の金物屋さんの店じまいの話を聞いて寄ってみました。

中谷雄造ではなく建造の鋸や兼房の刳り小刀が七割引となっていてつい買ってしまいました。

1000円の刳り小刀は右用なのですぐには使えませんが、長さがあるので小さいマエガンナの素材として使えるかなと思って帰ってきました。