たまたま左使いの切り出しが手に入ったのでぐい飲み用のマエガンナを作りました。
まず粗成形です。ディスクサンダーで削ります。刃殺しをしてから刃の形を幅を狭くしてもっとスマートにします。
次いで刃の形に仕上げます。刃先の厚さを1mmぐらいにして、焼き入れ温度が下がりすぎるのを遅くしてやります。先端から50mmぐらいは鋼が付いていると想定してやってます。
その次はトーチ鍛冶です。刃先から加熱しては目立てハンマーで叩いてカーブをつけていきます。
カーブは刃先の方が少しRが大きく・開き気味にします。逃げ角が+になって削りやすくなります。
その次は柄をすげます。そして研ぎます。1mmを全部手で研ぐのはつらいので、#36の砥石で青くないように気をつけて削ります。ここでは刃先は0.2mm位に出来たらベストでしょう。
そして水研ぎです。適当な粗砥sで横研ぎをして刃を付けます。ちゃんと焼き戻してないのでつるつるしてなかなか減らなくて大変です。限界だと思ったらガスコンロその他で、濃い黄色・黄土色になるぐらいに加熱してやります。温度が高すぎてどんどん色が濃くなる場合は急いで水の中に入れて冷やします。
これで研ぎやすくなります。使いながら研ぐ必要がありますがそれをいとわなければ、軟らかめにして置いた方が、研ぎやすくいい切れ味が楽しめます。
今日は焼き入れが終わったところまでです。
仕上げは次回。