マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

冬水田圃

中国かモンゴルかと間違うような強風の中二時間ほどバスにゆられて冬期湛水の田圃の見学会に参加して勉強してきました。

トラストでも冬水たんぼはやってます。水は自分たちで掘った井戸からポンプアップしたのと暗渠排水の水をポンプで汲み上げています。

水を貯めっぱなしにしておくと機械が入りにくいので耕したり代掻きをしない不耕起栽培となります。
トラストでは子どもを含む大勢の素人さんに手植えをして貰いますが、あちらは普通の田植機で植えるそうです。

今年は4町歩の田圃をこの方式で栽培し、不耕起、無農薬、無化成肥料のうりをお米の価格に反映させようということらしいです。
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水の深さは20cm、結構な水圧が掛かるので畔には止水用のシートや波板を打ち込んでありました。
水は3馬力の水中ポンプで汲み上げ上から流しています。1台で4町歩まかなうにはかなり丁寧な流失対策が要りそうです。

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植える苗は5.5葉の成苗で70gの種籾を蒔いて作っているそうです。発芽後は田圃に運んで水を張って徒長を防いでいるとか。植える苗はトラストと同じ2本目標。
また種蒔き前に高温にすると徒長しやすいので、低温の水(20-25度C)に長期間浸して発芽成長ホルモンを溶け出させているとか。

田植え以降は普通のやり方と同じ。
藁はコンバインで刈り取る時に刻んで田に返している。収穫の時は一月ぐらい水を落として乾かしてやる。

刈り取った後はすぐ水を張ってやる。ひこばえはそのままにして置くが切り株も一緒になくなってしまうとか。

冬、糠や堆肥を撒くがこれはイトミミズの餌と考えている。

不耕起の先生の故岩沢信夫氏に直接指導を受けた。

こうするためのポイントは如何に水が確保できるかで、ここには奥深い谷津田に浸みだしている湧き水があったので出来たことのようです。