まずは鑿。
鑿の使い道が普通の人とは違うのでみっともない姿をしてますが本来の使い方ではなく単なる刃物の一種として使いやすいように色々加工してあります。
鑿を使うのは指物をするのではなく刳りものを摺るのが目的なので刃裏をきっちり研ぐ必要はないけどいい加減にしてはいけないような気がしてます。
次は鉈です。
作る器の外側を削るのに使います。
荒削りは電動チェーンソーを使います。
次いで鉈でならし、その次は四方ぞりカンナやバイオリンを削る西洋ガンナで削ったりしてます。
柄は付いてる柄はみんな細すぎて使えないので太くし、手になじむようにシリコンを塗ったりひもを巻いたりしています。シリコンははじめはつるつる滑るけどそのうちしっくりくるようになります。
一番左は高知の鍛冶屋さんに特注で作って貰った0.8kgの重たいものです。
自動車の板バネで作ったのもあります。本気で焼きを入れたら固くなりすぎで研ぐのが大変で苦労してます。
一番右はプロの打ったものですが使用中に大きく欠けてしまい何とかしたくてサンダーで研いだもの。その頃はまだ根性がなかったので仕上がりはいい加減です。
元気があったら赤めて叩いて整形し直し、しっかり焼きを入れてみたいです。
この他にも車に積みっぱなしのが2本あります。
写真に載せてない前ガンナがいっぱいあります。
最近はそのうちのいくつかをフックナイフに作り直しています。
でもフックナイフにして片手ナイフにするより柄の長い前ガンナスタイルの方が削りやすいように思います。