マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

手賀沼再生池

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手賀川の左岸、曙橋の下流で水道橋の上流、緑の田んぼの中で黄色い麦畑の麦秋が楽しめるあたりに4x40mの池が二つあります。国交省のおかげでできた深さ2mの垂直板壁の池です。
ここに埋土種子から発芽したガシャモクその他の水草が見事に成長したことがありますが、2-3年で姿を消してしまいました。
金網の塀で囲い、金網で覆った池なのにザリガニや大きなおたまじゃくしがいっぱい住み込んでいました。
見事に育ったガシャモクなのに春の柔らかい新芽が食べられてしまったためとされています。

二年前に放置されていた池を半日かけてポンプで水をくみ出さなくても入れる深さに埋め立ててもらった筈でした。
手賀川の上流に取り入れ口を作り下流に排出口を作って少しでも水がなかれることを期待したのですが水位差がほとんどなかったため流れは認められませんでした。
手賀川・手賀沼とはつながっているだけなのに、流れはないのに手賀川の水の中に入っているヘドロその他の懸濁物質はこの池にしっかり入ってきているようでした。

手賀沼・手賀川の水位は夏と冬で40cmほど変わります。そのため埋め立てた深さでは冬の間は池は手賀川と完全に縁が切れてしまい、秋の水が春になるまでたまったままとなります。
そして夏の間は、80cmぐらいの深さがあるためやっぱり時間をかけてポンプで水をくみ出さないと池に入れません。

そういう池で、手作りのザリガニ防御カバーの中に植えつけたガシャモクとササバモが冬を越してどうなったかをしっかり観察したのが今月初めでした。

結果はすでに書きましたが、死んではいないけど針金みたいに細くなって別な植物みたいになっていました。1メートル足らずの水深の池で、一冬過ごしただけで、もう夏だというのに若葉も見られず哀れな姿になってしまったわけです。

少しでも風が吹くとそこの泥が巻き上がって水の色が茶色に変わってしまう手賀沼と比べ懸濁物質的には流れがないだけ有利化と思えるのに、ヘドロ上の黒いとろとろしたものが池の底にはたまっていました。

手賀川にはバケツに入れたガシャモクを沈めて置きましたが、バケツの中にはヘドロがたっぷりたまっていました。ヘドロの中で、ガシャモクもシジミもしばらくは生きてはいました。残念なことに今回観察したときには荒れた天候、増水のためかバケツは流されてしまいどこかへいってしまいました。

船着場の傍にもザリガニ防御カバーをセットし中にガシャモクを入れておいたけれどこちらも冬の間に流されてしまいました。

光の必要性を示す一つの事実として憐れなガシャモクの写真を再び載せます。
前の写真はここにあります。 http://blogs.yahoo.co.jp/suzukit1234/11585348.html