マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

ぐいのみ その2

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一緒に木で遊んでいる仲間が毎年参加する新宿オゾンのクラフトマーケットがあります。
ガラスから焼き物から皮から漆から箒から得体の知れないものまでプロから素人まで何でもありの展示即売会ですが、そこに木で作った作品を並べてお客に評価して貰っています。

ゴールデンウィークを3分割したどれかの3日間で勝負となるのですが、ここ3年間売り上げで負け続けている人がいます。ものは同じような素材・樹種で作った同じようなサイズのぐいのみです。機能も仕上げも絶対負けるはずがないと思うのに、ゴールデンウィークに新宿あたりをうろうろしている若い人たちはどういう訳かコンペティターの作品を選びます。
無理な形にして加工の途中で割れてしまったのを二つに切断して張り合わせて仕上げたたものさえ売れてしまうのですから、分からないものです。

いろいろ考えてたどり着いた結論は、ぐいのみのお尻の形がとにかく重要だということでした。ぐい飲みばかりではありませんが・・・・。
と悟ってお尻の形を魅力的にしようと努力したのですが、ものの形は素材の中に既に存在していることと、作る人の手の中にあるみたいでそう関単に思ったようにはなりません。そうしたいと思っても手が言うことを聞かないみたいです。

仕掛かり中のぐいのみの外側を仕上げて第一回目の漆を塗りました。漆をいじる度にこれらのぐい飲みも何度も漆を塗られることになります。7-8回で済めばいいのですか、できあがりをチェックすると何処かに難がありもう一回となることが多いです。
今日はこんなかんなで外側を削ってみました。これで整形した後でヴァィオリンを削るかんなで仕上げてみました。