マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

てじょんな

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てじょうな・片手で扱うちょうなということかと思います。
短い柄の付いた急な角度の付いた刃物で、臼やコネ鉢の内部を削るのに使います。

狭い空間で振り回して思ったように削り取るためには切れ味が良くなければなりません。重さがなければいけません。角度も急でなければ削れる範囲が限られてきます。

切れ味を確保するには研ぐ必要があります。研ぎやすくないと困ります。
この刃物の内側は平らです。丸鑿みみたいに外も内も丸くなっているのではなく外が丸くて内は平らです。それで安心して内側をなめらかに研ぐことが出来ます。

重さも重要ですが、重すぎるとしょっちゅう休むことになります。手首が疲れます。変に頑張ると狙いがはずれます。少し厚く削るように刃が入ると木の抵抗に負けて止まってしまいます。入る角度が浅いと滑ってバウンドします。深すぎると食い込みすぎてまた止まってしまいます。手首の回転の中心が刃物のカーブにあっていないと切れないし、削った跡もきれいになりません。

少し話が細かくなりました。
一つだけ写っているのはお尻の形が絶妙なぐいのみを作るカメラマンさんの持ち物です。どういう訳かここにありますが、いずれ返す時のためにとネットで手に入れたのが二つ目の大きい方のですが、刃先の角度が鈍すぎてさっぱり切れません。修正中ですがなかなかめんどうです。

うまく使えたら非常に有効な刃物です。