木工塾の秋岡先生の集めた膨大な手道具のコレクションが北海道の置戸という街にあります。熱心な人の努力で整理が終わって本になりつつあります。
今までも何度かその中の一部を使った企画展が行われてきましたが、立派なコレクションをもっと有効に使えないかとの思いがありました。
危ないからと触らせてもらえなかった木を加工する鋭い刃物をものづくりを志向する学生さんに使って貰って単なるコレクションではない意味のあるものにしたいので協力して欲しいとの話が木工塾に持ち込まれました。
今日はその打ち合わせに行って来ました。
膨大な道具の中から何を選んでどう使って貰うのが効果的か、これから手探りで組み立てることになります。
時期は10月末の土曜日、参加予定学生 20名。
こちら側は木工塾の塾生二人です。
話を聞いたばかりでまだ確定はしていませんが、午前中を普段扱っている鉋、鑿、まえがんな、ばんかきがんな、槍がんな、鋸などを使ってその使い方を、そしてそれらを使って何かを作ってもらうおうかと考えています。
午後は栗小刀を使って竹とんぼを作って貰うことにしたいとか
とは云っても道具を持ってくればすぐ使えるわけではなく、切れるように研がなければなりません。
鉋の場合は台を調整しないといけません。
削る木・板を固定する必要があります。
道具を含めて、それらをどこで何組用意するか。
刃物は途中で研ぐ必要が出てきます。
というようなことをどうやってクリアしていくのかこれから確かめていくことになります。結構大変そうです。