昨日の続きです。
仮の柄に差し込んだ真っ直ぐな刃をバーナで加熱して木のブロックの上で叩いて望む形に整形します。
刃先の方から曲げていって必要なところまで曲げた後で、全体を焼き入れ温度まで赤めて水焼き入れをします。
次に少しずつサンダーで刃をつけていきます。急ぐと赤くなってなまってしまうので、本当に軽く軽く削っていきます。
青錆を落として、金属面を出したらガスコンロで全体が薄い茶色に色が付くまで加熱して焼き戻しをします。
これをやらないと硬いけど脆いので研ぎにくいし下手をすると折れてしまうので、すこうし柔らかくはなるけどねばくなることを期待しての熱処理です。
最後は研ぎです。
油砥石を水で使っています。やたら減らないことと、粗砥と仕上げの水砥石システムより中間粒度が充実しています。
油砥石は#1000まで行かないので、最後はキングの水用#1000で仕上げます。
ほんとの最後に柄をすげます。使わなくなった柄があったので、再利用です。
使ってみたところ刃物の切れ味はさすがですが、形がいまいちで80点ぐらいの満足度となりました。