マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

鑿を研ぎました

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江戸鍛冶の仕事場に錆びて転がっていた42mmの平鑿を使ってもいいと言うことで借りてきました。

こうやって研ぐのだよと教えて貰った研ぎ方で挑戦してみました。

昼間、なかなか片付かないので気になっていた里芋をスコップで掘りあげて、ハウスに収納したので、夕食後一眠りしてから3時間、静かな雨の音を聞きながらああでもない、これでは駄目、と砥石を変え持ち方を変えいろいろ苦戦しました。

基本は大福運動ではなく、押す時だけに力を入れる片道ストロークで、引く時は刃物を砥石面から放します。力は右手の人差し指で研ぐ面全体にかかるように弱からず強すぎず押さえて染めまま静かに前に押し出します。

このやり方は、鋼や鋳物の顕微鏡試料の磨き方と同じことに気がつきました。初めのうちは往復すると平らな一つの平面になりません。慣れるまでは押す時だけ研磨する片道研磨をやらされました。

顕微鏡試料は25mm角で手の中に収まるけど、42mmの厚鑿は長さも重さもあって平面の維持が難しく、苦戦しました。

研ぎ用の道具を使う誘惑に負けてセットしようとしたけど、熱すぎて入りませんでした、輸入品には使えるのもあるけどここは頑張ることにしました。

苦戦した原因は、平面の確保が難しくいつも同じ面が出来ない、砥石がすぐに減ってしまって、きれいに当たっているように見えても次の平面を出した平らな砥石にいくと真ん中だけが当たる、の繰り返しでなかなか仕上げ砥までいけませんでした。

何とか治具無しで、縦研ぎメインで終わりました、が良く拡大してみたら刃が十分付いていません。
錆び穴もまだ残っているのでもう1mm位研ぎ減らしてから刃を付けることにします。

横研ぎも意外と砥石の平面崩れの影響を受けやすいことが分かりました。