梨農家のプロの所には梨の木が時々積んであります。
天寿を全うしたのやら、心ならずも病気にやられたのやら、ご主人様が高齢になって後継がいなくてやむなく切られたのとかお椀や、ぐい呑みの材料として最適なのが積んであるところでより取り見取りを体験させて貰いました。
梨の木は木目が目立たず、おとなしいものが出来ます。
少し赤みがかっていて、割れにくい部類に入ります。漆で仕上げると独特の味が出ます。
皮を斜めに切るときれいな縞模様となります。
これが生かせないかと考えてますが、まだうまくいってません。
材として良い味を持っていますが、梨をならせるために剪定でかなり痛めつけられているので、素性の良いところは限られているので歩留まりはあまり高くないです。
餅搗きの薪になったこともあります。
昔の杉山が、若い梨畑になっていました。