保安院の記者会見は例によって正門付近のμレベルの値を延々続けていて、現実離れしています。測定箇所と測定値を絵にして見せてくれれば一目瞭然なのに、パソコンでプリントできる人はいないのでしょうか。
そもそも保安院って、東電からの又聞きのデータを見て何をしているのでしょうか。
今回みたいな時に､ほんとに必要な仕事が出来るとは思えません。
上がっただの下がっただの言っているけど､濃いガスが漏れ出てきたばかりの濃いところを測るかはずれたところを測るかだけなのに均一になった後のような云い方は間違っています。
NHKのどうしようもない解説員も、例によって発表内容を繰り返しているだけで、本当に起きていること、これから起きることを全体が分かるようには少しも解説してくれません。象をなでているみたいな説明は何とかならないでしょうか。
今問題なのは正門付近の濃度ではなく、チェルノブイリを防ぐための作業をいつまで続けられるか、その間に適切な処置が取れるかです。
あまり当てに出来ない東京にいる東電の人たちに都合の良いように編集された情報をもっともらしく繰り返すだけで良いのでしょうか。
現場で作業している人は危険範囲を超えた環境で頑張っているのでしょうが、手遅れにならないことを祈ります。
今のやり方だと、ベストを尽くしましたが、想定外の地震だったので駄目でした、危険なので撤退します､あしからずとなりそうで、気が気でなりません。全部が分かる人の的確な指示で作業が進んでいることを祈ります。
新聞もやっといろいろ言い出していますが、情けない技術国日本です。他の分野ではまだそうだとは思いますが・・・。
