この金槌、5-6年前に上総掘りでひごをつなぐのに重宝いた金槌です。
竹籤の両端の稲妻型の切り込みをかみ合わせて薄い鋼板で作ったリングを叩き込んで繋ぎ込んでいき、仕事が済めば取り外します。
リングをしっかり留めるには竹の楔を使います。打ちこむときは良いけど外すときには薄く削った楔の先を反対に叩いて抜かないといけません。
それらの仕事をするには円形ではなく角形の角の利いた金槌でないと上手くいきません。
そのハンマーの手入れが悪くて、柄が折れてしまったので直しました。
その時柄が僅かに曲がっているのに気が付きました。
金槌の打面が平らな方は釘を打つ面と平行に保ちながら打っていき最後の一発は釘の頭だけを叩けるように少し丸くなった方で打つとか言われています。実際そんなことしてな糸思うけど。
長くなりましたが本物は柄が少し曲がっていると言うことです。
まずまずの金槌でも今は真っ直ぐです。
そこで昔直した重たいのを見てみたら極端に曲げてありました。
最近は葛を打つことはなくなったのであまり関係ありません、使う植えでもあまり気になりません。