マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

チェーンソーの目立てジグ

チェーソーは少し使うと切れ味が落ちます。

乾いたきれいな木を削っていても、まだ水しぶきが飛んでくるような生の木を削っていても時々火花が飛びます。

木の中に何か固い粒が入っているとしか思えません。

まして山の中で仕事をしているときは土埃や雨のはねなどで土を切ることもあるので切れ味の劣化は激しいです。

それをもとの切れ味にしてやるためにはヤスリで目立てをしてやることになりますが、これが意外と大変で、切れない刃で馬力のある機械をぶんぶん回してやると困ったことが起こります。
   
刃が切れないと、ギリギリと押しつけて、エンジンの力で切りたくなりますが、エンジンにとって見れば刃が切れないで滑っているので空ぶかし状態になります。
空ぶかしで最高回転を長時間続けたらいくらベンツのエンジンだって駄目になると思いますが、スチールのチェーンソーも同じことでエンジンが焼けて傷が付いてしまいます。

傷が付くと圧が抜けて点火できるガス濃度まで上がらずエンジンが掛からなくなります。

と言うことで切れ味を確保するのにいろんな道具が考案され売られています。

いろいろ試してみましたがどれも難点があって定番が見付かりませんでしたが、ハスクバーナの製品が使えそうなことが分かりました。

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良く見ると刃先が直線でなく、カーブしているのでこれでは不完全ですが・・・・。

ただこの道具外見からは前後ろが分からなくて同じ型のチェーンなのにしっくり来ないことがあって腑に落ちなかったのですが、良く読んでよく見たら見えにくいところにこちらを前にと言う矢印がありました。
形から見ると何処に載せてもいいように見えますが、凸凹したチェーンの1ヶ所にしかしっくり来るところがないことが分かります。
そこにセットしてローラーに直角にヤスリを動かすと角度が自然に30度に決まります。それ以外の角度にしようとするとヤスリをおかしな具合に滑らせないといけません。
そして一番肝心な上刃の裏側を正しい角度で擦り上げるヤスリの位置がローラーに乗せて転がすことで決まるのできれいな刃が付くことになります。
チェーンソーの刃は52枚とか86枚とかある刃を全部同じ寸法にするのが理想だそうで、歯のすり減り型がまちまちだと一番出っ張ってる刃が仕事をしてその前後の刃が遊んでしまうことになるからだと思います。
鑿の場合は一本だけで仕事をするのでとなりの鑿が切れなくても問題ありません。

で、前後を逆にしてセットして研ごうとすると納まる位置が少しずれてヤスリの位置を浅くしてしまい刃の角度が鈍くなってしまいます。
どうしてうまく研げないのか悩んでいたら帰ってから気がつきました。

次は簡単なガイドです。是則店はデプスゲージが付いていることです。

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次はオレゴンの製品で、セットの仕方が面倒です。
うまくセットできれば安定して同じ形の刃に研げるのですが、だだしく研いでない刃を修正するのは大変です。
出も、毎回セットしたくない道具です。

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黒いプラスチックに小さい数字が浮き出ているだけなので見やすくしてやろうと白くしたら却って見にくくなって困ってます。右から左に研ぐ方向を変えるときに必ず触るところなので薄暗くても見えるようになってないと困ります。