マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

白樺派のカレー

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シジミの会のメンバーでもある石戸さんが、白樺派のカレー7年もかけ再現し、一月前から我孫子駅前のレストランで提供可能となった。それにまつわるエピソード賀聞けるというので、試食付きの講演会に行って来た。大正の一時期柳家志賀直哉や武者小路に振る舞われたカレーが味わえるとあって期待して行ったら話はすこぶる面白かったけど、カレーを作る会の人たちが前の晩から煮込んでいたとかで苦労されていた割には味の方は物足りないところがありました。
英国産のC&Bカレー粉を使って地元の野菜と国産の肉を使い、リーチが提案したとかで隠し味に味噌を入れたということでしたが、大正時代の味は感じられませんでした。

時代考証の結果3度も作り替えたとかいうレトロなランチョンマットを持って裏に書いてある白樺派文人達の後をたずねることにしました。
柳宗悦嘉納治五郎志賀直哉の屋敷跡を訪ね少し昔をしのびました。白樺文学館ではロダンの鼻のつぶれた顔を見つけ、黒田辰秋の衣紋かけ?を撫でることが出来て感激でした。見ただけでは分からないけど、触るといろいろ話されているだけのことがあることがはっきりとわかります。
少し離れた、しっかり扉の閉まった武者小路邸まで歩いて長年の宿題を粉果たしたような気持ちになりました。
カレーに触発され白樺派などとがらにもない世界をしばし楽しんだことでした。