マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

ばんかき

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今日はバンカキ(がんな)です。
こけしやさんが角度の付いたバンカキをうまく使ってこけしを仕上げているのを見たことがあります。
ロクロでもよく使われるようです。英語ではスクレーパーとなるようですが、ぐいのみの中を仕上げているときなど、少しニュアンスが違うようにも思えます。

角度があると切削量が多いときなど楽ですがぐいのみみたいに狭くて深いところを削るときにはけずれなくなるので、ストレートも重宝します。
生木のときは仕上がりがきれいになりませんが、成形するのには効率も良く頼りになる道具です

刃の素材は硬くないと刃保ちが悪いので、金切り鋸の刃・ブルーの塗装がされているやつ、でも高価です・とか金属切削用丸鋸の刃、軽トラの板バネなどの古いのや新品を使います。SK材はつかったことありません。平のみを砥いで使ったこともあります。初めはプロの鍛冶屋さんの高いのを買いましたが用途上勿体なくてその後は買っていません。これも前がんなと同じくああでもないこうでもないといっぱい出来てしまいました。それに刃物用の鋼ではないのでどうしても切れ味が落ちるのが早く、いっぱい研いで置いてからどんどん代えていくという使い方になるので数はあった方が助かります。

幅とアールは作るものによって違うのでいっぱいあった方がいいです。指先で保持するより逆手に持って削る方がいいので、柄の形、長さも大事です。みんな自分で好きなように決めます。プロの製品にも変な加工をしてあるので私の道具はみな汚らしくなってしまいます。年を取って手の油が枯れてきているのと、腱鞘炎気味で握力が落ちているので、手が痛くなるよりはと見てくれは犠牲になっています。

平らなのは広い平面のかんながけがうまくできないときに逆目も出ないので何かと便利です。
それ用のニールセンのカンナも買いましたが、まだ使いこなせていません。

研ぐのは100mmのサンダーに#80とか#120とかいう砥石を付けて逆さに固定し・といっても適当な台の上に置くだけ・軽く刃先をはの方向と平行に研ぎます。角度は85度ぐらいでしょうか。少しかえりが出たら終わりです。
なめらかに研ぎ上がると仕上がりもきれいになります。