マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

置戸 器づくり初日

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先ず道具です。
参加予定者20名以上のいろんな人に使ってもらえる道具はそう簡単には揃いません。

しぶや木工塾生のだけでは足らずあちこちからかき集めました。

中には十分使い込んでないのがあって研ぐのも使うのもかなり手こずるのがありました。

鑿とバンカキは何とか揃いましたが、マエガンナは市販品ではお手上げで、私の古いのから出来たてのものまで全部を送りました。

幸い試行錯誤しながら使いやすいのを何とかモノにしようと性懲りもなく続けてきたお陰で数だけはそろえることが出来ました。

素材の木です。
置戸で10cmx13cm位のと16cmx26cm位のクルミ水楢、イタヤカエデ、サクラを揃えて貰いました。

短い木は縦木取りで長いのは半割して横木取りで鑿で彫り始めました。

縦木にのみで穴を開けるのはあまりやりたくないことです。鑿の刃が丸くなってない場合は特に大変です。

苦労して穴を開けた後はマエガンナです。

日本工大の時も横浜でも初めはうまくできませんがしばらく格闘して貰って、時々手助けをしている内に少しずつ削れるようになります。

それにしても、もの凄い熱気でした。参加者全員が何かに憑かれたみたいに木とのつきあいに没頭していました。

縦木の長さが少し長すぎコップみたいな形になるので、途中で切ることになります。

2時過ぎになるとそろそろ仕上げに入ります。

最後は10リットルぐらい入った大きな缶から木固めを出し、シンナーで薄めて布切れで塗装しました。

残念なことにクルミの器が割れてしまいました。
底が厚く縁が薄い典型的な割れる形ではありましたがクルミがこんなに割れやすいとは思いませんでした。皮を剥いて薄くしすぎたため、乾燥が早すぎました。分かっていたらそんなに薄くしなかったのに残念なことでした。


別室に用意した秋岡コレクションからのヤリガンナとマエガンナの試し削り希望者は紹介をする機会を逸したこともあってゼロでした。