逃げる訳に行かないので受け取ってきて締め付けながら接着してみました。
いくら絞めても2mm位の隙間は無くならなかったので接着剤で埋めました。初めのうちは置き方が悪くて隙間に入れたのが固まる前にあらぬ方に抜け出していました。
何回もやるうちにだんだん隙間がなくなってきて埋まりました。
ちぎりを入れようか悩みましたが底板を削って反る力を弱めることで何とかなるだろうと考えちぎりは無しとしました。
底板の平面も壊れていたので電動鉋で平面を出してから極薄丸の鑿で飾りの掘り跡を付けました。
内側は出来るだけ触りたくなかったけど割目が段違いになってしまったので削らざるをえませんでした。
頑張って幅の広い平鑿で仕上げてあったので手こずりました。
削った後はサンドペーパーをかけうづくりで手触りを良くしてから生漆です。
木固めでしみこみを抑えてから漆を塗れば良かったみたいでかなり黒くなって仕舞いました。
削ったところのつやが周りと同じになるにはあと4-5回塗らないといけないようです。