マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

再生池の魅力

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手賀沼水草がびっしり生えていた頃の埋土種子が発芽して1m以上の背丈にガシャモクその他の水草が育っていたことがあります。
しかし三年目には食害が原因で姿を消してしまいました。
この池をうまく使えないかと言うことでいろいろ考え2M深さの板の壁の池を国交省に改造して貰いました。アサザプロジェクトが小学校の校庭に作ったような魅力あるビオトープを期待したのに、出来上がったのは深さは半分以下にはなったけど、板の壁はそのままで、ハツカネズミがいつまで泳いで入れるかで薬の効き目を計るための詩のプールみたいな雰囲気の池が出来上がりました。岸から水辺を経由して水の中まで勢力を拡げる植生がとうてい期待できない環境になっているわけです。
都合の悪いことに手賀沼の水位は稲を育てるための水を供給するため夏と冬では40cmほど水位が変わります。年間を通じて池には手賀沼の水が入って欲しいと御願いしたけど、どういう訳か冬には完全に水位が下がって完全に縁が切れることになってしまいました。
そして夏の間は水深が70CMほどあるため長靴を履いて入るわけには行かず、また水の透明度から言っても中の様子が全然見えず、何かするときには2時間ほどポンプを回して水を汲み打差慣れ利場なりません。
対象としている面積は幅4MX長さ5M程なのに池の長さが40Mもある広い池全体を干さないといけません。
もう一つ悪いことはこの池の入り口と出口の水位の差がほとんど無く水の流れが殆どありません。と言うことで、手賀沼の水とはいっても何か違うのではないかなと言うことになっています。

それでも折角作って貰った池だし、埋土種子の入っている土で浅くして貰ったのだからと実験に使わせて貰っていますが、いろいろ不都合があります。

出来上がった春にやれうれしやとガシャモクとササバモの苗を何時杯植えたところあっという間に根こそぎ姿を消してしまいました。
初めは何が起きたかわかりませんでしたが、ネットに知れたのと入れないとの比較をすることで何かに食べられているようだと言うことがわかりました。
当然のことながら池には上も横もしかるべきネットが張られていて、外的の進入防止策は採られていますが、敵は人の考え以上の知恵と能力を持っていてどうにもなりません。

現在はネットの中にもう一つネットの籠を作ってその中に水草を植えて調べています。

実験池なのに、一々水を汲み出さないと何が起きているのか見ることさえ出来ない状態が続いています。