去年、千葉の中央博物館の畑から棉の実を幾つか貰ってきて、手探りであちこちの畑に蒔いて様子を見てきました。
3ヶ所に蒔いたのに芽が出たのはファームの畑だけ。それも2列に20粒ずつ蒔いたのに芽を出したのは5本だけ。花が咲いたのは3本。順調に実を付けたのは2本だけ。意外と気むずかしいと言うことが分かりました。
花はオクラの花みたいできれいでした。
実は恥ずかしそうな雰囲気で、三枚もしくは四枚の大きな葉でちまきみたいに大事そうに包んでいます。
そのうち頃合いを見て開いてきて最後にはふわふわと棉の花を付けます。
実の中は三つもしくは四つに分かれていて棉の中に幾つかの実がしっかりと保護されています。
その綿を数回に分けて収穫しました。大人の頭ぐらいの体積はありそうです。これから棉繰り機にかけて種を取り出さなければ、全部手でやるのは手間が大変そうです。
棉繰り機を作る予定ですが、寸法を守らないといけない木工はあまりやってないので、なかなか取り掛かれないでいます。
綿繰りが終わっても糸にしないといけないので、大きなハードルがいくつも待っています。