手賀沼森友会がらみで名もない森の交流会の講習会に行ってきました。
樹医さんが剪定の基本、実生苗の作り方などを講義してくれた後で2Haとかいう貝塚に生えた大きな木の森を見学しました。
案内はこの森を管理しているグループの方々で、手賀沼森友会がやっている仕事とはかなり雰囲気が違っていました。
人が食べた貝の貝殻を積み上げて200m位の山を作ってしまうなんて、かなり長いことかかったのだろうと気の長さと執念深さに感心してしまいました。
それだけ平和で、政権交代もなく安定した生活が続いたのだろうと思います。
食べた貝殻だけでなく、干物を生産していたようだとも書いてあったので、内浦湾の貝を捕ってきてはせっせと商品を作って営業していたようです。さぞ裕福な部落だったのだろうと思いました。
15-6mはありそうなシデや椋、ニセアカシヤ、クヌギなどが貝殻の山に生えていました。
森の中に出来た遊歩道には白いかけらが撒いてあります。場所によっては貝殻ばかりで土の見えないところもありました。
貴重な遺産なので、森の管理をする時には土を少しでも掘ってはいけないと言うことになっているとか。
森と言うより大きな公園と言った感じでした。
少し早めに行って歴史博物館をみました。
籾摺り用の土臼があったので内緒で擦り合わせ面をじっくり触らせて貰いました。
大きなな竹のざるに水で練った粘土を入れ樫の歯を植えて作ったものです。
歯は石臼の歯のような配置に植えてありました。
回転方向は今の石臼と同じで、左回りです。
籾はこの歯の間を転がる時に籾殻が外れるようです。歯と歯の間には籾が挟まって粘土は歯にも籾にも触らなかったのかなと推察しました。
展示物のは粘土の粉で埋まっていて、木の歯がなかなか:現われませんでしたが丹念にこすっていたら上と同じような歯が見えてきました。