マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

丑三つ時に刃物研ぎ

美の壺でカナダ人が和包丁のお店を開いたとか、美味しい料理を毎日食べた立派な体をしたシェフが毎日仕事が終わった後で包丁を研ぐのが至福の時だと言っていたのに吊られて真夜中に砥石を減らしてしまいました。

まずは左久作の両刃の小刀。
これは先代の左久作が「江戸鍛冶の注文帳」を出版した時に本を買った人に桐の箱に入れて配られた銘品です。

ダイヤモンドで研いでた時は一様にぎらぎら光っていたけど仕上げ砥で研いだら鋼が白く地金が灰色に見事に変わりました。
残念ながら写真にはその微妙な違いが全然写っていません。

研ぎもまだいい加減なので写真を載せるのは次回となります。

次いで身近に置いて事務用に使っている手製のナイフを研ぎ最後は包丁が7本。
ヘンケル、木屋のもの、良く分からないけど良く切れるもの、菜切りはダイソー製。
砥石はシャプトンの#1000。幅が狭く長さも短い小さいもの。
鋼が柔らかいのが多いので少し時間が掛かるけど何とか研げてます。

そしてチェーンソー。教本を読んでいたら今までやってたのと違うやり方が書いてあったので試してみました。

ガイドの付いていない4mmの丸ヤスリ一本を持って研ぎます。
特徴はヤスリを持ったコブシの手の甲が下に来るようにします。左の刃を研ぐ時は親指でヤスリを押します。
右の葉の時は人差し指をヤスリの左側に置き右に押すというか引くというかします。
こうやってヤスリの軸が傾かないように前後させます。押す時に力を入れ引く時は浮かせます。

こうすると今までの下向きと横向きが5::5だったのが3:7位の理想的な比率になります。今まで良く研げてなかった切り刃の下が研げるような気がします。
ただ初めてなのでもう少し慣れが必要です。

ハスクのローラーの付いたガイドもいいけどこの研ぎ方をマスターすれば良い刃を付けることが出来るようになるはずです。