マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

刈払機のシャフト曲がり

昨日刃が破損したのでつくづく眺めたらシャフトの首が曲がっていることに気が付きました。

首先端25cmあたりのシャフトの左側に叩かれた凹みが見られそこで大きく左に曲がっていました。すなわち刈払機を思い切って左に振って飛散防止カバー取り付けボルトの近くで何かに当てヘッドが曲がったように見えます。

しかし人の力で振り回してもヘッドを曲げるほどの力は出せないことからキックバックが起きたと考えるのが妥当でしょう。

隠れている切り株や丸太に当たって起きるキックバックで右の太ももが叩かれることはよく起こりますが、起きた途端にヘッドが停められたとするのは難しいとは思うけどそう考えないと辻褄が合いません。

たまたまシャフトの古いのが残してあったので取り替えようと試してみました。メーカーが違ってもなんとかなるかと分解して回転軸を交換したけどどうやっても取り付かなくて寸法を当たったら微妙に違って軸をました。

仕方がないので元に戻そうとしたけど曲がったシャフトについている回転軸の軸受の位置がずれていてどうしても元に戻せず新しくしないといけないかと観念しかけたけど軸を新しくして機械だけ生き残ってもしょうがないのでダメ元でシャフトの曲がり修正に挑戦しました。

重たい手製の木ハンマーで丸太を枕にまず潰れた径を直し次に径を潰さないように気をつけながら橋状支持で中央部を叩いて曲げ戻しました。

なかなか戻らなかったけど苦労した結果なんとか軸を収めることができました。硬化した薄肉のアルミ合金のパイプを潰さずに曲げるのは至難の業でうまく曲がりを戻せたのは奇跡です。

曲がったまま使用していたら軸の疲労試験をしていることになり曲がりの量から推定するに私の寿命より短い時間で破断していたものと思われます。これで競争できる寿命になりました。やれやれ。

 

昨日の笹刈刃の破損事故にコメントを貰ったのに長文の返歌を返したけど長すぎたせいかアップしてもらえませんでした。

殆ど記憶に残ってないので再現できるか心もとないけどトライしてみます。

 

ぶっといアズマネザサの密生した中に隠れていた丸太にヘッドを打ち当ててしまったのがいけないと言われたら何も言えないけどネザサを倒して片側に寄せて切残しをできるだけ低くするには思い切ってヘッドを振り回さないと仕事になりません。チェーンソー部隊が前にどんなふうに切り離した丸太を打っちゃっておいたかを一瞬で見極めて丸太を避けできるだけ切残しが無いように刃を入れてやるのはかなり難しいです。

草を刈るみたいにネザサが刈れたらどんなに楽か。

普通に使っていても刈払機の刃にはかなりの応力が掛かっているようで前にも何度か疲労クラックが入っていたのを見ています。外周のチップのロウ付け部から直径方向に入ったり周方向に曲がったり中央の固定部が丸く割れてへそ抜けが起きたり形はいろいろです。素材の強さと応力のかかり方で変わってきます。

へそ抜けについてはブログで説明されてます。刃のたわみが原因とありますがへそ抜けでないときの疲労亀裂はたわみでは説明できません。回転する刃で切ることで疲労強度以上の応力がかかるのだということだと思います。

https://ameblo.jp/higuchikanamono/entry-11080691045.html

ヘッドを叩きつけることが多くなると疲労が早く進むはず。優しく刈るのが望ましいけど普通に使っていても疲労が進むことがあるならいつかはそれが繋がって破断する可能性はあります。

今回は切刃が木に当たって止まったあとでエンジンが回っていて駆動部から引きちぎられたものと思われます。引きちぎられたところは疲労破壊ではなく大きなエネルギーの必要な延性破壊だったので回転速度は落ちたものと思われます。エンジンを切って止めるまでほとんどアイドル状態でした。引きちぎられた方が飛び出すとしたら非常に危険だけど引きちぎるエネルギーが大きいことから飛び出すことはあまり考えなくてもいいような気がします。チップを固いものに当ててチップが飛んだ時には空気銃の玉みたいのがどこに飛んでくるかわからないので非常に怖いです。

笹刈刃については別なブログもあります。いちいち納得できるとは限りませんが・・・。

https://ameblo.jp/kikori21/entry-11517841078.html

 

何れにせよ回転する刃が飛んでくるのはとても危険です。飛んで来る前によく見て、よく音を聞いて異常を見つけられればいいのですが。

幸い今までの使い方で飛んでくる前になんとか見つけることができています。これからも気をつけます。

笹刈刃については昔は無かったけどブログがいっぱいあります。