マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

質問の仕方を間違えました

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竹炭焼き窯の中で竹が燃えているのに炭化反応だと言われています。
竹が炭になるのだから炭化反応が起きているのは当然で問題は無いのですが、炭化反応は外から熱を貰わないといけない吸熱反応のはずなので外から加熱しないと反応は続かないはずです。
典型的な例が石炭を蒸し焼きしてコークスを作るコークス炉です。昔は高炉ガスをがんがん燃やして煉瓦の密閉炉に詰めた石炭の粉を加熱して真っ赤に焼けたところで外に押し出して水をかけて消します。
ところがドラム缶の炭焼き窯は外から加熱するわけではなく詰めた竹しか燃料はありません。伏せ焼きの場合も本物の炭焼き窯の場合も詰めた原材料が燃える以外に熱源はありません。

で、もしかして木が炭に変わるときに発熱することはないのだろうかと確かめたくて質問したところ舌足らずの炭化反応は吸熱反応かどうかし言う片手落ちの質問になってしまいました。

得られた答えは炭化反応は吸熱反応であるという当たり前のものとなりました。

窯の中で起きている反応はどういう反応ですか。あるいは炭化反応の熱源は何ですか。としておけば良かったのかなと思います。

質問・回答の詳細は下記のページでご覧いただけます。
http://questionbox.jp.msn.com/qa5615126.html

さて、それでは窯の中でどういうメカニズムで青い竹が炭になるかと言うことですが、起きていることを並べてみると次のようになります。

ドラム缶は土でしっかりとカバーします。入り口には一斗缶が入る四角い穴をあけたふたを取り付けます。当然竹を詰めてからからです。出口側の下部には煙突を付けてあります。
一斗缶は土で固めつなぎ目からの空気の出入りは無くします。
そしていよいよ点火です。一斗缶の入り口近くで火を焚きます。団扇で炎を中に押し込みます。扇風機も使います。熾きが溜まると炎はその先に行かなくなります。手前で酸素が消費されてしまうせいだと思います。
しばらくすると団扇であおがなくても煙突から煙が連続して出てくるようになります。煙は厚く、凄く湿っています、そのうちいがらっぽくなってきます。その間空気孔から中を覗くと七輪で燃えている炭のように真っ赤になっています。
最後に均しと言って絞っていた空気口を全開にして6-7分待ちます。煙突からは水蒸気は出なくなって薄青いほとんど透明な煙しなります。バーナで火を着けると青白い長い炎が上がります。

焚き口と煙突を塞ぎますがそのときに土が崩れてドラム缶が真っ赤になっているのが見えます。

ここまでの現象は少なくても入り口付近では詰めた竹が燃焼していると言えます。
消火後開けてみると焚き口近くはがらんとして灰が出来ています。

では炭化反応は何時どのように起きるかですが、ドラム缶は半分密閉された器なのでほんの少し入ってきた酸素は竹の先端を燃やしただけで消費されてしまって少し内部に吸い込まれたときには既に燃やす力は残っていない。真っ赤に熾きた炭の間で加熱されたガスはまだ燃えていない竹を加熱し炭化させながら煙突から出て行く。そのときドラフト効果で空気口から空気を吸い込む。

と言うようなことが起きているのだろうと思います。
どなたか教えて欲しいと思っています。