マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

実験池での試み

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

数年前に深い池を浅くして貰いました。

浅くして、幾つかに仕切ってもらい、仕切りの間には水は通すがザリガニは通れないようにと網を付けてもららいました。

完成して、水が入ってきたので喜び勇んで、とっておきのガシャモクの苗をいっぱい植え付けました。

しばらく経って手探りで様子を見たところ何も残っていませんでした。

数回試してその都度失敗して、松の板で、現場で組み立てる工作精度では到底ザリガニの進入は防げないことが判明しました。

仕方がないので、蠅帳みたいなザリガニネットを作り中にガシャモクを植えました。

数年間は良く育ちました。大きく育てて、立派な花を咲かせ元気な種を取ろうとしたのですが、そのうちザリガニにやられたわけではないのに真っ黒くなって枯れてしまいました。

一度は網を突き破るぐらい元気に育ったのだから手賀沼の水でも水質的には問題はないはずですが、どうして消えてしまうのか不思議です。

今日は、実験池をあきらめる前にもう一度試してみようと植木鉢方式の装置をセットしました。

いちいち半日掛けて水をくみ出さなくても天井の蓋を開けて植木鉢を釣り上げれば、水草の状態が観察できる様にしました。

長靴でも作業できる様に踏み台を作りました。

鳥よけのネットを大きく開かなくても済む位置にザリガニネットをセットし、動かない様に固定しました。

部材は余ったネットを解体して再使用しました。お陰で予定以上の時間が掛かってしまいました。

参加者5名。若い大学院生が手伝ってくれたので何とか完成しましたが、大変草臥れました。

入れた植木鉢は3ヶ。

一月もしたら様子を見に行くことにします。

もうポンプを運んだり、長いこと水位が下がるのを待たなくてもいいと思うと気が楽です。

でも、水質が十分かどうかが分かるだけで本質的な問題解決にはなりません。

もう一つの実験、植生帯での生育が順調であれば、それが唯一の望みとなってしまいました。