マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

重たい引き戸の下車交換

数年前に戸車が変になっているのを確認したけど部品がなくて直せなかったのが気になっていました。

今回は思い直して家の図面を丹念に調べやっとメーカーがわかりました。どうしてそんなことがわからなかったのかと言われそうですが現物にはまともな表示はなく図面にも不親切な記述しかありませんでした。

 一間半の開口部を二枚の引き戸でカバーする幅広方式で一階は二枚ガラスの断熱性の高いものとしてあるのでとても重くなっています。
二階は一枚ガラスで違うものだから真面目に見てなかったけど丹念に見たらメーカーの名前が部品に鋳込んでありました。

ということでメーカーのお客サービスにメールして問い合わせたところこのあたりだろうと見当をつけてもらい手配することができました。

今日は息子が休みということで覚悟を決めて戸車交換をやりました。

二人でレールから外して上下逆立ちさせ、特殊ねじを外して戸車のついている部品を重たい戸から外してゆっくり料理します。

アルミ合金の押出成形した戸車構成部品に戸車の上下調節機能を組み込んだ部品を取り付けてあるけどその取り付け方がいまいちでアルミの板で抑えてあるので強度が不足していました。

車が変形していたせいか開け閉めの上下動が、構成上可動部と支持部の可動半径が二倍となっているので重量が二倍になってかかっていたようで板が変形していました。
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これは変形がそれほどでもないものです。左側のねじが上下調節用です。

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こちら側の変形が起きるとどうして車の位置が下がることになるのかはよく理解できませんがいくら調整ねじを回しても引き戸が上がらなくなってあちこちがレールを削るようになります。

前回はこれを叩いて平らにして加工硬化を期待して取り付けたけどあっという間に元に戻っていました。

今回は車を新規購入したけどこの板の部品と取り付けねじは含まれておらず困りました。
戸車本体はこれといった変形は無く、プラスチックの車輪にはあちこちひっかき傷があるものがありましたが…。

仕方がないのでベランダ屋根の修理に使った鉄の部品に穴をあけて部品を作って取り付けました。
幅21mmの板に間隔12.5mmに4.5mmの穴をあけて部品としました。
これが引き戸1枚に前後に2個必要で結局二枚とも変形していて高さ調整が出来なくなっていたので全部で4個作りました。

戸車を交換するだけなら10分もあれば終わると思っていたのが午前中かかってしまいました。

不思議なのは同じ重たい戸が全部で4か所に使われているのにおかしくなっているのは頻繁に開け閉めしているところだけ。

そのうちおかしくなるのかもしれないけど今のところここだけです。

ということでアルミの板を鉄で厚さが6割増しの強いものに変えたので生きてる間にまたやり直すことはないと思います。

それにしても一番大事な部品が戸車の交換用部品に含まれていないのは商品として不合格です。4x6mmのビスがないのも不親切です。
一番いけないのは構造上板が変形するようなことになっていることです。これが変形すると調整ねじをいっぱいに締めても車輪高さを調整できなくなります。
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左の一つが新品です。

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新品は2つだけ買ったので2つは元の古いのを使いました。取り付け板だけは鉄に変えました。

苦労して車輪をレールに納めて完了です。最後に車輪の高さを合わせてクレセントカギがシッカリ納まるようにして終わりました。
結構汗をかきました。