我孫子のある森で大きなヒノキを倒す仕事をしました。
手入れされてない森で笹がびっしり生えていて枯れて鳥の巣になっている2cm近い背の高い笹を倒すのが大変でした。
二段斬りしても量が多くて刈払機のヘッドが掴まれてしまって動けなくなって往生しました。
笹の後は目的のヒノキの大木を倒す前にそこらに生えている椋やニガキ、シラカシのくねくねしたのをロープで引きながら倒して枝払いをし大雑把に玉切しました。
その後で50cmを超えるヒノキの大木を四五本倒しました。
高台に育った大木であまり谷側に傾いてはいなかったけど下には住宅が並んでいて怖かったです。
太くて長いクレモナロープと1トンのチェーンブロックで下に倒れないように引っ張りながら厚くてガッチリしたツルを残して追いぐちを仕上げて山側に引き倒しました。
倒したあとで枝払いをして幹を玉切しようとしたけどあまりに太くて手が出せませんでした。
今日の道具はまるやまのトップハンドルだったのでエンジンも弱すぎバー長さも足りなくて苦労しました。特に受け口の斜め切りを仕上げるときには力不足で手首の力が足りなくて参りました。
道具の選択をミスりましたが途中で何回も目立をしてなんとか終わらせました。か弱い機械を酷使して上手くやった方だと満足してます。
特に最後の一本は若いときに根元から谷側に折られて雪で曲げられたように大きく曲げられていて思い切って山側に持ち上げる必要があって大変でした。
引き起こさないといけないロープ長さが長くチェーンブロッキの引き代がギリギリだったけど最後は人力で寄り倒すことが出来ておおごとにならずに済みました。
はじめに倒した木です。か弱いチェーンソーが可愛そうです。
大きく谷側に曲がって育った木です。
左側が低くなっていて下には家が建ってました。右に引き上げて倒します。
右が低くなっています。まず手前のを倒してから後ろの曲がったのを切りました。チェーンソーが小さすぎです。
チェーンソーに余裕がなかったためか追い口の高さが低すぎて受け口とあまり高さが変わらなくなってしまってます。ツルのサイズはもう少し薄くても良かったと思ってます。
ソーチェーンはオレゴンの古い92番でした。まだまだ使えそうです。
ただこの機械丸山の310Sは力がないので刃が切れなくなると太い木の中で刃が食い込んで止まってしまい抜けなくなるので目立てが大事です。
どうして使っているかと言うと片手で扱える軽い機械だから。規則違反ですが・・。