マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

#5手賀沼モデル

イメージ 1

第五回の会合があり、利根川下流事務所の所長と我らがマシジミとガシャモクを手賀沼に復活させる会の会長の中身の濃いお話がありました。

今まで何とかして水草を復活させたいものだと思っていろいろやってきたのに、水草もアオコと同じように厄介者となる可能性があるよと言われるとどうしたものかと思ってしまいます。

全部がうまく納まるという魔法でもない限りどれを取るかの選択の話かとは思うけど、単純な気持ちで水草をいじっていたのでは駄目なんだと言われると途方に暮れてしまいます。

埋土種子から芽を出した貴重な水草は3年も経つと姿を消してしまいます。どこかの庭や、屋上で水槽に生かされているものを除くと日本全国探しても野生の朱鷺でなかったガシャモクは無くなりそうだとのことです。

何度か書きましたが、今の手賀沼の水でもどういう訳か泥まみれにになりますが、何とか育つような気がしています。
でも、ビオトープとか、谷津のしぼり水の水路とか、大堀川とかに植えると言うより、そこに置おいておくとあっという間に姿を消してしまいます。

唯一の例外は谷津の流れでした。ここには熱心な水草守の人たちがいて面倒を見てくれた人がいたことと、市街地に降る雨水の洪水が有るにも拘わらず比較的安定した川底のお陰に寄るのかと思っています。ザリガニは周りにはいっぱい居るのにたまたま見落としているのでしょう。
ただ、ここでもササバモは食べられるみたいにみずみずしく育っていたのにガシャモクは何かいじけていて再生池に育ったみたいな大きな葉にはなりませんでした。

今年もガシャモクの苗を学校に配って育てて貰っていますが、育った後でそれを植えるところを探しています。大抵植えて10日も経つと姿を消してしまいますが、谷津みたいに長生きすることもあるので、諦めたものでもないのかも知れません。
谷津の場合は1km以上下流にながれもが根付いているのが見つかっています。残念ながらガシャモクではなくササバモとヤナギモでしたが・・・。

話変わって。
手賀沼の汚れた水を利根川の水で利根川に押し出し後で取水し上水として飲んでいる人が大勢いるとなるとワースト1を返上したと言って浮かれている場合ではないわけで、かといって各家庭が気を付ければ水がきれいになるわけでもないので、こっちも大変なことだと思います。
家庭排水ばかりでなく、畑や田圃の化学肥料を洗い出した農業排水?もあるし、ことは一般市民の手の届く範囲を超えています。

年寄りは適当なところで失礼させて貰うことにしたいと思っています。