マシジミとガシャモク

マシジミとガシャモクを手賀沼に復活させよう

別所沼見学

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埼玉県が、環境省の助けを借りてと言うより予算で別所沼の水質浄化をテスト中です。
その実行部隊の一つFujitaの人が当会のメンバーでもあることから、どんなことが起きているのかを勉強させて貰おうと言うことで、会の有志で出掛けました。

きらきら輝く天気のもと、メタセコイヤの紅葉ののきれいな別所沼の一角に作られた試験池?を勉強してきました。

富栄養で増えた植物プランクトンその他で濁っている水を水草できれいにしようと言う試みですが、いきなり汚れた水の中に水草を入れると水草の浄化能力をオーバーしてうまくいかないので、ポリエチレンのシートで隔離した試験池を作り、次いで注水植物を植えた浮島を並べて一時的な浄化を行い、最後に水草を植えた浮島を少しずつ沈めていって底に根付かせると言うことで、水をきれいにしようと言うシステムです。

根付いていたのはヤナギモだけ。水をきれいにすることと変な自然保護とは分けて処理すべきと思うのにここではほかの水草はテスト出来ないのだそうです。
水はきれいになっていました。残念ながらガシャモクはこの水系にないからテストする資格がないとかで相手にもされていませんでした。

この沼には家庭排水は流れ込んでおらず、釣り人の無駄に使われた餌、周りに植えてある立派なメタセコイアの落ち葉が分解する有機質が主な汚染源だそうです。ここの水源は雨水と工業用水とか。かなり綺麗な水の、プランクトン濁りを取れば済む水質なので試験するのが勿体ないみたいでした。

帰りに立派な中浦和の駅のホームから見えた富士山の裾野その他がきれいでした。
柏に済んでいると丘ばかりで、山が見えないので遠くの山でも感激でした。

以下に会の会長さんのまとめたものを無断でコピペさせて貰います。

昨日、さいたま市別所沼の植生浮島による浄化施設の見学に行ってきました。
袋さんが説明のために待っていてくださいました。
また、埼玉県環境科学国際センター 研究員の田中仁志さんも立ち会ってくださいました。

別所沼は、埼京線中浦和駅から5分ほどのところにあります。
周囲は道路や住宅などの市街地の中にある沼で
かつては、周囲の台地から湧き水が流れていたとのことですが
現在は、工業用水を浄化のために、400m3/日を入れています。
夏にはアオコが発生することもあり、CODで20を越えます。

この浄化施設は4年前から設置していて
実験区には、ヤナギモ(一見イトモ?のようにも見えました)が繁茂していました。
沈水植物が定着した実験区の浮島はすでに取り払われて
現在は沈水植物による浄化効果の実験中とのことでした。
添付の写真でもわかるように、対照区と実験区の違いは明らかでした。

また、今年は一般の方にも実験の内容がわかるように、
池の端に浮島を設置した隔離水界を新たに作ってありました。
駅に近く、市民の憩いの場となっている場所で
実験することがいいと思いました。