以前後かなくなったチェーンソーを分解してみたらピストンの頭部がやられていました。
爆発の高熱で金属が溶けてざらざらになっています。ピストンリングは溝が変形しリングを挟んで動けなくしていました。
ピストンの側面にはそれほどひどい縦傷は無くピストンリングを変えれば動きそうな気がしました。
シリンダーの傷はそれほどではなくまだつるつるしていました。
スチールの場合はシリンダーにもピストンにも縦傷が多数見られましたがタナカは少し違いました。
どちらがいいのかはよくわかりませんが、メーカーの設計方針によって性能が違うと言うことなのだと思います。
いずれにしても設計した範囲を外れて使うとまずいことが起こると言うことの証拠です。
エンジンを空ふかしで限界速度以上に長時間回すとオーバーヒートします。
チェーンソーの刃を正しく研がないと木を切るのではなくこすってすり減らすことになるようです。
なかなか切り離せないので長時間フルスロットルで回してしまうようです。
刃物は鉋でも鑿でも何でも、切れるように研ぐのは難しいですが、チェーンソーはエンジンが壊れてしまうので気をつけないといけないと思いました。