再生池に手賀沼の水を引いている開水路の脇の田圃みたいな平らなところは、夏の間手賀沼の水位が上がるためひたひたの水で覆われます。
そこで去年はササバモ、ガシャモク、コウガイモ、セキショウモなどが発芽しました。
冬、水位が下がって枯れないようにとフィッシングセンターに避難させましたが取り残したササバモの株がザリガニにやられることもなく大きく育っていました。
種はあるようだからと今年の春、少し表土を掻き取ったところと、耕したところを作りましたがまだ何も生えては来ていません。
ただこのての植物の種には巧みなサバイバル手段が組み込まれていて、大根や白菜みたいに蒔いたら全部発芽するようにはなっていなくて、発芽能力のある種の内のある限られた割合の種だけが今年は芽を出しなさいと何かに命令されて発芽してくるのだそうです。個体数の少ない植物や動物が何万年も生きてこられたのはそう言う知恵というか仕組みのお陰だそうで、ここ開水路に埋土しているガシャモクの種も一年や二年でもう駄目だとあきらめてはいけないのかなと思いました。
現に30年以上眠っていた種が、ここでも去年は芽を出したのですから・・・・。