吉見のTさんのところに行って、生の蒟蒻玉から蒟蒻の作り方を勉強してきました。
掘りあげた3年目の生の玉を良く洗って土の入っていそうなくぼみは取り除いて、ざっと皮を剥き細かく切ります。
水を入れたミキサーに切った芋を入れ、細かくなるまで廻します。
砕かれてとろとろになったのを火にかけてかき回しながら加熱します。
適当なところでお湯に溶いた炭酸ソーダを加えて素早くかき混ぜアルカリ分が、全体に良く混ざるようにします。ここでは本当に良くかき混ぜます。
少し立つと固まってくるので、塩を少しと水をたっぷり加えて適当に包丁を入れ加熱します。
蒟蒻は水に浮きます。
包丁の切れ目にへらでお湯が入るようにしてくっつかないようにしてしばらく沸騰させます。加熱することで固くしまってきます。
適当なところで火を止め水の中で冷やします。
生芋 500g(15cmくらいの玉一つ)
炭酸ソーダ 12-20g
水 2.0-2.1リットル
塩 小さじ一杯
この調合出てきた蒟蒻は売っているものより柔らかで、結構なお味でした。
500gの芋を三回に分けてミキサーにかけるのが良さそうです。
水は一回700cc弱。体積が2リットル強になるので5リットルぐらいの鍋で勝負するのが良さそうです。
硬化剤を入れるまでの加熱時間は10分弱。粘りが出てきたら硬化剤を廻し入れよくかき混ぜます。
一年目の玉が何処まで育っているかを見て蒟蒻にするかどうかを判定することになります。
あっという間に出来上がったので、写真は取り損ねてしまいました。
硬化剤はあくの強い灰を溶かして漉したものでもいいとのことです。
胡麻の殻がいいとか。生の広葉樹を丹念に燃やすと強い灰汁が得られるそうです。そのうち試してみるつもりです。